RPAというと、お手軽に業務効率化が図れるという側面のみが強調されがちです。
しかしながら、実態は汎用ツールですので、何をどうするのかについては事前に
検討しなければなりません。
RPA導入の成功=効果の最大化の為の基本かつ最初のポイントは、「業務の棚卸
(見える化)」を「正確かつ綿密」に進めることです。
そもそもRPAを導入して自動化を進めたい業務とは、一体どんな業務でしょう?
一般的には、いわゆる基幹業務ではなく、基幹業務に付帯する業務や、システム
化されておらず、Excelやメールソフト等を用いて実施されている業務です。
こうした業務には3つの留意すべき点(=可能性)があります。
①業務が属人化している
特定の担当者しか実施していない業務は特にこの傾向が強くなります。
②業務の手順が文書化されていない
属人化している場合、手順は担当者の頭の中にしかありません。
③業務量や所要時間が把握されていない
メールチェックなどと同様、量的把握がされているケースは稀です。
少し乱暴な例えですが、どの鍋でどんな料理を作っているのか把握せず、調理の
仕方は人によって違うし、毎日何食分作っているのかわからないという状況で
先に新しい調理器具(=RPAツール)を購入したらどうなるか?と想像していた
だくと、3つの留意すべき点の重要性が分かりやすくなるかと思います。
「業務の棚卸(見える化)」は、上記3点を解消する為の基本の活動です。
やっていることを書き出すだけだったら、そんなに難しくないのでは?と思う方
もいらっしゃるかも知れません。
しかしながら、RPA導入に失敗している多くのケースは、この時点での躓きが殆
どなのです。
それぞれの担当者に、日々の業務で多忙な中、自身の業務の棚卸を依頼すること
は、一時的な業務負荷はもちろん、そのノウハウもない中での「正確かつ綿密」
なアウトプットを得ることは、困難を極めるのです。
RPAを成功に導く為の「業務の見える化」に、GiiDのコンサルティングサービス
のご利用を是非ご検討下さい!
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